Titleist 975LFE試打レポート
by GASIさん
GASIさんがTitleistの試打会に行ってきた時のレポートをお送り頂きました。以下GASIさんからいただいたメールをそのまま掲載させて頂きます。GASIさんありがとうございました。
メインは、「975L.FE」の試打です。
LOFTが、8.5、9.5、10.5にそれぞれシャフトが、SPEEDER/S、YS-6/S、AIRWEIT/Sの9バリエーション用意されていました。スペック表(普段見せてはもらえない)から、SPEEDER/Sはシャフト重量が77g、トル
クが2.4なのでSPEEDER757に近いスペックですね。
SPEEDER
まず、8.5と9.5のSPEEDER/Sを打ちましたが、ヘッドの戻りが直接的で最初はフェースが開きぎみに入り、右に飛び出し、それからコックの戻しを早めるとちょうど良いくらいで、しかもシャフトがしっかりしているので、方向性はいいです。
ヘッドの慣性モーメントが、4000台(すみません。単位が表中にありませんでし た。)と975シリーズでは最大なので、振りに対してボールの初速と上がりの良さが際立って
いるように感じます。(ちなみに975Dで2300、975Jで2800、975J.VSで3300台の記入があったと思います。しかし、ヘッド単体の重量は、195gから202gの幅の中で大きく変わっていないんです。体積の違いだけでこんなに変わるものなのでしょうか。)
しかし、このシャフトでは自分はHS49m/sなので振れますが、体力的には1ラウンドは最後まで持たないでしょう。
YS-6
YS-6は、先中調子でシャフトのしなりがうまく使いこなせれば、コンスタントに飛距離が伸ばせそうです。打ち出しからのボールの上がりは、いいです。YS-6でLOFT8.5が気に入りました。シャフトのしなりをうまく引き出せるようなスイングを作るのに練習のためにもいいクラブかもしれません。
しかし、どちらのシャフトでも975Dに比べれば、よくボールが上がりますし、楽に飛びます。来ていたお客さんで、少しフラット気味ですが、きれいなスイングプ
レーンで打たれていた方は、SPEEDER/Sでの方向性は抜群でした。ご自身でビックリされていました。
試打された方々、SPEEDER/S、YS-6/Sどちらでも、ドローでもフェードでもなく、ストレート系の玉筋が一番、伸びていましたね。
AIRWEIT
AIRWEITは、シャフト重量が50gとどうしても振り回してしまい、逆にむずかしい。熟練のシニアの方には、いいのでは。という声もありました。
その他のクラブ
他に、限定のサテンメッキVOKEY 60Vや248〜260までのOiL Canシリーズのwedge類に、690MB、690CBのアイアンもありました。また、お話から690シリーズの方が、762や762Bよりやさしい設定になっていることも知りました。
国産メーカーの試打会に比べれば、多分、小規模でしょう。
今回、なぜメールをお送りしたかというと、ToshiさんのCLUBへのこだわりにシャフト交換をよくされていること読んでいましたが、同一HEADでの比較でもしかするとシャフトがCLUB選択の上で、一番重要かも知れないと思ったからです。Toshi
さんの努力、こだわりの意味が、この試打会で私自身に見えたように思い
不しつけとは思いますが、メールを送らせていただきます。また、内容は、私の少ない知識では、伝えきれないと思います。これから、勉強して、人にCLUBのことをちゃんと言えるようになりたいと思うメールにもなりました。
TOSHI's Comment
そうですよね。ヘッドを活かすも殺すもシャフト次第と言ったところでしょうね。同じヘッドで色々なシャフト(それも色々なメーカーの)を試せることはあまりないでしょうから、貴重な体験になったと思います。シャフトメーカーがクラブメーカーに供給しているシャフトは市販されている物の場合と、そうでない物とがありますが、今回のTitleist等の場合はかなりのバリエーションがありますよね。
Titleistも2003年のPGA Showには出展しないことも決めているようですし、また日本のGolf Fairにも出展しないかもしれないそうです。そこでかかる経費を抑えて例のフィッティングのマシンをフル活用していままで力を入れていなかった試打会を積極的に展開していくようです。楽しみですね。
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